①井戸仕様決定
井戸を掘る付近の地層や地下水分布状況の予想と、必要な水量により、おおまかな井戸の大きさと深度等を決めます。
井戸を掘る付近の地層や地下水分布状況の予想と、必要な水量により、おおまかな井戸の大きさと深度等を決めます。
②機資材仮設
まず現地の下見を行います。その後、掘削機械や資材等を選定し、井戸掘削に必要なやぐらなどを組み立てて工事の準備をします。
③掘 削
施主と打合せしながら計画深度まで掘削します。掘り始めは井戸の口元が崩れやすいので、口元に保護管を入れることもあります。掘削後、確認した地質や地下水分布状況等を整理します。
④取水位置検討
③で調べた地質·地下水状況、電気検層の結果から、帯水層(地下水が流れている地層)の状況を把握し、取水位置(深度)の見当をつけます。
⑤ケーシング挿入
井戸の孔壁を保護するためケーシングパイプ(ストレーナーパイプ含む)を入れた後孔壁とパイプの隙間を砂利(取水区間)やセメント(遮水区間)で埋めます。
⑥仕上げ
掘削しただけでは、井戸水としては濁っていて使用できませんので、綺麗にするための作業を行います。また、排出された作業泥水等は適切な処理を行います。
⑦揚水試験
実際に水を汲み上げる試験です。必要揚水量が汲上げ可能かを調べます。また、用途に応じた水質検査なども行います。
⑧機資材撤去
機械や資材等を撤去後、井戸ピットを作成します。
※井戸ピット=ポンプ、地上部の曲管·圧力ゲージ等やバルブ類を保護するためのボックスや地下収納箱。
⑨ポンプ設置
揚水ポンプを設置します。これで井戸本体が完成し、配管工事とともに稼働可能となります。
⑩報告書提出
今後の井戸メンテナンスの資料となる、さく井工事資料をまとめた報告書をお渡しします。
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