工業用水 どんなふうに使われる? 

今回は井戸水でも上水道でもない「中水道」、工業用水のお話です。(Wikipediaの抜粋です)

どのような形にせよあらゆる手段で、水を大切に使い守るのは、私たちの使命ですね。水は用途に従って有効利用しましょう。

工業用水道(こうぎょうようすいどう)とは、工場などの事業所に人体と直接接しない目的で用いる雑用水を供給するものである。地方公営企業の事業として整備されることが多い。

概  要

かつて工場などの事業所では雑用水として地下水をくみ上げて使用していたが、それらの集中する地区では地下水位の低下とそれに伴う地盤沈下が激しくなった。そのため、洪水の被害の拡大・建造物の不等沈下などが起こるようになってきた。それを改善するための代替水源として利水者の負担で構築されるようになった。

飲用には用いられず、事業向けに限定した水道であるため、水道法の適用を受けない。殺菌等の水処理を行う必要がないため、中水道のように水洗式トイレの洗浄用水に用いられている例も多い。東京都では集合住宅の3万世帯以上で利用されている。また、近年では精密機械産業向けなどに高純度濾過処理などを行った水が供給される例もある。

日本での定義

日本の「工業用水道事業法」による定義では、「工業用水」とは、工業(物品の加工修理業を含む製造業、電気供給業、ガス供給業及び熱供給業)の用に供する水で、水力発電用と飲用を除く水を指し、「工業用水道」とは、導管により工業用水を供給する施設であつて、その供給をする者の管理に属するものの総体とされる。

上水道への誤接続

しばしば工業用水の末端配管で、上水道の配管と誤って接続されるケースが見られる。2002年7月、大阪府ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、園内の冷水器に工業用水が接続されていた。東京都水道局では、2002年12月、2003年5月にそれぞれ9世帯、54世帯に誤って工業用水を供給してしまった例がある。

(この上水道と中水道の誤接続は、大規模建築物の定期検査対象項目になっているくらい、頻出かつデリケートな問題です)

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