井戸の歴史ー 手押し井戸ポンプ

 現在では古い手押し井戸ポンプを見かける機会が少なくなりましたが、このポンプの絶滅を進めたのは、昭和20~30年代の電動井戸ポンプと水道の普及だといわれています。

 よく見ればまだ古い手押し井戸ポンプが残っているところ

があります。このポンプは、かなり古い手押し井戸ポンプ(ガチャポンポンプ)ですが、整備が行き届いており、今でもバリバリの現役で活躍しています。

最新型もこのような感じ。

 団塊の世代の人たちが子供の頃、ポンプのハンドルをガチャガチャと音を立てながら漕(こ)いで井戸水を汲み上げたものです。古いポンプもまだまだ街のあちこちで、再び出番が来るのを待っています。
 日本ではまだ手押し井戸ポンプが製造されており、発展途上国などへどんどん輸出されています。もし地震等でライフラインが被害を受けたとしても、電気不要のこのポンプなら水を汲み上げることが可能です。非常時用に1台いかがでしょうか。

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