温泉ボーリングのトリビア

温泉を掘るのは、最近かなり価格が下がってきたと言いますが、どのように進め、どんなコストがかかるのかを簡単にまとめます。

まず掘る土地ですが、権利関係として自己所有の土地である必要がありますね。温泉には『所有権』が発生します。

目的の土地の近くに既存の温泉があるかどうかを調べます。その後県などに問い合わせるといろいろなことを教えてもらえます。実際にその場所から温泉が湧くかどうかは、土地の地層、地質、地形により変わります。

掘り当てる確率を上げるには『地質調査』が必要となります。『地質調査』も費用(ピンからキリまでさまざま)が発生します。正式な温泉として使う場合には温泉法に基づいた審査を受けなければなりません。全くの個人で使う場合、許可は必要ありませんが、こういうケースはあまりないので、温泉審議会に温泉掘削許可申請提出後、掘削許可証をもらい掘ることになります。

半年ごとに審査審議会があり、許可が下りるまで2、3カ月ぐらいかかります。審議会への申請が年に2回なので、それに合わせ掘削をします。次の申請までの約3カ月程度で掘削する事になります。

また、地質調査をしても必ずその通りに掘り当たるわけではありません。掘削ボーリングは専門業者によりますがm当たり1千万以上はかかります。岩など地下の障害物に当たると単価は高くなります。

うまく湯脈があったとして次の問題は『お湯の温度』です。源泉掛け流しというのはかなりの高温を必要とします=大体の温泉場は追い焚きをしています。(追い炊きのためにも設備投資を必要とします)

様々な意味でかなりの『不確定要素』が発生する事を視野に入れて計画をしましょう。

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