温泉の成分と効能

わたし、この暑い時期に冷房で冷えた体を浴槽に預けるのが大好きです!

日本での温泉の文化の原点としては、今より忙しく身体を動かして働く休息に「上げ膳据え膳」自体が娯楽であったことの他に、温泉の持つ治癒力に着目した療養の為の利用にあったと思われます。

温泉がケガや病気を癒したという伝説があります。それが日本各地で見られるのもその為ではないでしょうか。
現在でも、温泉には必ず効能が付きものとなっています。
温泉へ行くと効能やら成分について書かれている看板をよく目にします。温泉の効能については、泉質とは関係のない、身体を温める事などによる「一般的な効能」がります。
それと、泉質に大きくかかわっている「泉質別効能」もあります。このふたつに分けることができます。
「一般的な効能」について
○筋肉痛 ○神経痛 ○関節痛 ○五十肩 ○関節のこわばり ○運動麻痺 ○うちみ ○くじき ○冷え性 ○慢性消化器病 ○疲労回復 ○痔疾 ○病後回復 ○健康増進
などがあります。
「泉質別効能」にも数種類あって、その効能によっては、泉質を大きく分類できます。
●糖尿病-炭酸水素塩泉、硫酸塩泉
●胃腸病-食塩泉、炭酸泉、重曹泉
●美肌-硫黄泉、明礬泉、重曹泉
●ストレス-単純泉
●肩こり、腰痛、神経痛-単純泉、食塩泉
●不眠症-石膏泉
●冷え性-食塩泉
●水虫、皮膚病-酸性泉
●貧血-鉄泉
注意が必要となることがあります。それは効能があるとされていても必ず効果があるというものではないことです。この事を知っておくということですね。
また、同じ泉質でも、含まれる成分の濃度によって、あとそれ以外の成分の有無、アルカリ性か、酸性かの違いなどにより、効能は変わってきます。
お湯を飲むことで効能が得られる温泉もあります。これを「飲泉」と言います。
飲泉は、飲泉許可のある温泉でのみ行うようにしましょう。必ず注意事項を確認するようにしましょう。
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